Danny Weber
07:12 12-11-2025
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OnePlusが可変最大240Hzリフレッシュレート対応ディスプレイを検討。UIの滑らかさやタッチ応答を強化しつつ、消費電力や最適化の課題に挑む。OnePlus 15や13との比較も。解像度は1.5Kと2Kの経緯も解説。電池持ちへの影響やフラッグシップ戦略、登場時期の噂までわかりやすくまとめます。
OnePlusが、可変で最大240Hzのリフレッシュレートに対応するディスプレイを備えたスマートフォンを準備している。これは多くの現行フラッグシップの倍にあたる。インサイダーコミュニティ「OnePlus Club」によると、同社はUIの滑らかさとタッチ応答の速さを前面に打ち出す構えだ。
直近のフラッグシップ「OnePlus 15」は165Hzの画面を採用し、同ブランド史上最速となった。一方で、解像度は「OnePlus 13」の2Kから1.5Kへと下げられている。当時は、技術的な制約に加え、速度と消費電力の折り合いをつける判断だったとされていた。今回の噂が本当なら、OnePlusは滑らかさの追求にさらに踏み込むつもりのようだ。
240Hzのパネルなら、UI全体やアニメーションの反応は際立つだろう。ただし、実用面での恩恵は議論の余地がある。現状でも、144Hzですら生かし切れていないアプリやゲームは少なくないからだ。加えて、代償は電力だ。これほど高いリフレッシュレートは消費電力を押し上げがちで、バッテリー寿命を損なわずに成り立たせるには、目に見える妥協を伴わない賢い最適化が求められる。
初期の示唆では、この新型画面を積んだ端末は今後数年のうちに登場する可能性があるという。そうなれば、OnePlusは「手頃さ」一辺倒から、技術で抜きん出る方向へ重心を移しつつあることになる。噂が現実になれば、同社は高速で丁寧にチューニングされたAndroid端末の作り手というイメージを取り戻す狙いだろう。もし狙いが当たれば、スマホの「どこまで滑らかに感じられるか」という業界の物差しに、静かに一歩先を提示することになりそうだ。