Danny Weber
15:19 12-11-2025
© A. Krivonosov
リークによればGalaxy S26は全モデルで10.7GbpsのLPDDR5Xを採用。最小12GB。Exynos 2600の帯域対応やSnapdragon 8 Elite/Gen 5との比較、地域差問題も解説。メモリは量産入りで、インターフェースの俊敏さや将来のフラッグシップ性能への影響、体感向上の可能性もチェック。
サムスン好きにはうれしい話題だ。リーカーのIce Universeによると、Galaxy S26シリーズは全モデルで市場最速のメモリ規格、10.7GbpsのLPDDR5Xを採用し、このメモリはすでに量産に入っているという。最小構成は12GBとされ、現行のGalaxy S25から体感の伸びを期待させる内容だ。
ただし懸念もある。テックブロガーのAbhishek Yadavは、自社開発のExynos 2600がその帯域を十分にさばけるのか疑問を呈した。現行のSnapdragon 8 Eliteは最大9.67Gbpsにとどまり、10.7Gbpsのフル対応は次世代のSnapdragon 8 Elite Gen 5で実現すると見ている。
もしExynos 2600がLPDDR5Xを全速で駆動できない場合、市場によってメモリの挙動が変わる可能性がある。サムスンはこれまでも欧州と韓国向けにExynos、米国と中国向けにSnapdragonを搭載してきた経緯があり、バージョン間の性能の均質性という古くて新しい論点が再び浮かび上がる。
サムスンはこのリークについてコメントしていない。とはいえ情報が正しければ、Galaxy S26は同社として初めてこの新世代メモリを全面採用するラインアップとなる。インターフェースの俊敏さに加えて、これから登場するフラッグシップ向けプロセッサーの潜在力を引き出す余地も広がるはずで、仕上がり次第では評価を大きく押し上げる一手になりそうだ。