Danny Weber
02:11 13-11-2025
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Samsung初のトライフォールドスマホ「Galaxy Z Trifold」が12月5日発表予定。外側6.5型・内側10型、展開4.2mm/折り畳み14mm、5600mAhなど予想スペックと戦略、中国勢との競争、電話とタブレット統合の可能性を解説。薄型設計と5600mAhバッテリーで市場動向を読む。
インサイダーのIce Universeによると、Samsungは12月5日に同社初のトライフォールドディスプレイ搭載スマートフォン「Galaxy Z Trifold」を発表する計画だという。三つの画面セグメントを折りたたんでコンパクトに収まる設計で、フォームファクターの進化に新たな一歩を刻む存在として語られている。
想定される仕様は、外側に6.5インチのディスプレイ、内側には開くと10インチのパネル。展開時の厚みは4.2mm、折りたたみ時は14mmとされ、複雑な機構を踏まえても際立つ薄さだ。電池は5,600mAhとの情報で、現在の多くのフォルダブルより余裕のある容量に見える。
うわさでは、Galaxy Z TrifoldはSamsungが数年かけて準備してきた新フォーマットの旗艦として位置づけられている。中国ブランドとの競争が激しさを増すなか、フレキシブル端末市場でのリードを固める狙いがあるという読みだ。並んだ情報を総合すると、単に競合に合わせるというより、主導権を取りにいく姿勢がうかがえる。
報道どおりに事が運べば、12月5日は業界の転換点になるかもしれない。Galaxy Z Trifoldは、単発の端末というより、電話・タブレット・ノートPCの役割を一台に溶け合わせるカテゴリーの始まりを思わせる。