どのWindows 11ハンドヘルドでもXbox Full Screen Experienceを有効化する手順

Danny Weber

09:26 13-11-2025

© ASUS

Windows 11搭載のハンドヘルドやPCでXbox Full Screen Experienceを有効化する方法を解説。対応ツールの導入手順、設定、ROG Ally/Legion Goでのポイント、注意点や復元手順も網羅。コントローラー操作対応やエクスプローラー負荷軽減、ホームアプリ設定まで丁寧に紹介。

Windows 11 を搭載したハンドヘルドなら、どの機種でも「Xbox Full Screen Experience」を有効化する方法を有志が突き止めた。かつては ASUS ROG Ally だけの特典だったこのゲーム用インターフェースが、Lenovo Legion Go を含むほぼすべてのポータブル PC をはじめ、事実上あらゆる Windows デバイスでサードパーティ製ツール経由で起動できるようになった。

このモードは、コントローラー操作に完全対応し、エクスプローラーの負荷を最小限に抑え、Xbox コンソールのメニューに近い見た目の、すっきりしたゲーム用シェルへと Windows を切り替える。本来は対応機種を絞る方針だった Microsoft に対し、モッディング界隈が「Xbox Full Screen Experience Tool」で応じ、Windows 11 に眠っていた機能を引き出してしまった格好だ。

配布形態は一般的なインストーラー。ハンドヘルド、ノート、デスクトップといったデバイス種別を自動判別し、必要なシステム設定を適用してくれる。導入後は再起動し、Xbox アプリと Xbox Game Bar を更新、設定で Full Screen Experience を有効にしたうえで Xbox をホームアプリに指定する手順が必要だ。元の状態に戻す機能も用意されているが、開発者は注意を促している。低レベルのパラメータに手を入れるためで、その警告は軽く受け流すべきではない。

公式対応を待ちくたびれた Windows 搭載ハンドヘルドのユーザーにとって、どの端末でも Xbox 風のインターフェースを動かせるという試みは待望だったに違いない。評判どおりなら、この新しいシェルは“持ち歩ける Xbox”にぐっと近い手触りを与える。Windows と Xbox、二つのエコシステムの距離を少しだけ縮める一押しになりそうだ。