Danny Weber
17:12 15-11-2025
© A. Krivonosov
XiaomiがHyperOS 3安定版を13機種に配信。Android 16基盤でUIとアニメーションを刷新、AI統合も強化。Xiaomi 14やMIX Fold 4、Redmi K70などが対象で、POCO F7やRedmi Note 14にも順次拡大。ダウンロードは7.3~7.6GB。統一プラットフォーム化を加速。
Xiaomiは、XiaomiとRedmiの計13機種に向けて安定版HyperOS 3の配信を始めた。Android 16を土台とするこのリリースは、インターフェースの大規模な見直しに加え、アニメーションの仕組みを作り直し、AIの統合も一段と深めている。ダウンロードサイズは7.3~7.6GB。数字からも、刷新のスケールが伝わってくる。
同社はすでにXiaomi Pad 7向けに最終版を提供済みで、いまや対象はぐっと広がった。フラッグシップのXiaomi 14シリーズや、折りたたみのMIX Fold 4、MIX Flipが名を連ねる。さらに、Xiaomi Pad 6S Pro、スタイル志向のCivi 4 Pro、そしてRedmi K70の3モデル(Pro、Ultimate Edition、標準モデルのK70)も加わる。
これと並行して、HyperOS 3の対応範囲をさらに広げる準備も進んでいる。近く、POCO F7シリーズやPOCO X7の3バリエーション、Redmi Note 14の全ラインアップ(Pro、Pro+、Pro 5G、標準モデル)にも配信される予定だ。
このスピード感からは、Xiaomiが主力機をできるだけ早く新システムへ移行させたい思惑がうかがえる。HyperOS 3は同社のスマートフォンやタブレット、将来のノートPCまで見据えた統一プラットフォームとして着実に形を整えつつあり、今回の波は近年でも屈指の大規模なバージョン移行と言ってよさそうだ。