Victor初の木製振動板3.1chサウンドバーTH-WD05が登場—Dolby Atmos対応

Danny Weber

12:59 17-11-2025

© JVC Kenwood

Victorの新型サウンドバーTH-WD05は、木製振動板採用の3.1chでDolby Atmos対応。反射サウンドパネルや内蔵サブウーファー搭載、HDMI eARC/光/BT5.3/LDAC対応。11月下旬発売、税込59,840円。クリアボイスやナイトモード、USB再生、ヘッドホン送信対応。2色展開。

JVCケンウッドは日本でVictorブランドのコンパクトサウンドバー「TH-WD05」を発表。木製振動板を採用するのは同ブランドで初となる。発売は11月下旬、価格は約6万円。仕上げはあたたかみのあるブラウンとナチュラルウッドの2色だ。9mm厚のMDF筐体の中に、白樺(バーチ)の振動板とチェリーウッドのセンターキャップを組み合わせており、素材選びからも音に自然な表情を与えたいという狙いが伝わってくる。

システム構成は3.1ch。6cmのフルレンジ木製ドライバーを2基に、声の明瞭度に配慮したフラット形状の6cmセンターチャンネルを組み合わせる。内蔵サブウーファーは49×157mmの楕円ユニットを採用。新開発の反射サウンドパネルが音を前方と上方へ導き、設置を複雑にせずに音場の広がりを感じやすく仕立てている。音楽も映画も、手間をかけずに一歩大きなスケールで楽しめそうだ。

対応フォーマットはDolby Atmosのほか、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、AAC。ステレオ音源は自動で3D再生にアップミックスできる。ボーカル帯域を強調する「クリアボイス」モードも用意。ローカルのファイル再生はWAV/FLACが96kHz/24bitまで、MP3とWMAにも対応し、USBストレージから再生できる。

接続面ではHDMI(eARC/ARC)、光デジタル入力、RCA、Bluetooth 5.3(SBC/AAC/LDAC)を装備。ワイヤレスヘッドホンへの音声送信にも対応する。ナイトモードやトーン調整、切り替え式の重低音、オートパワーセーブなど、日常使いに効く機能もそろえている。

本体サイズは697×77.5×110mm、質量は3.5kg。付属品はリモコン、電池、電源コードに加え、HDMIケーブルと光ケーブル。両カラーとも公式オンラインストアで59,840円で販売される予定だ。