Danny Weber
12:20 19-11-2025
© A. Krivonosov
サムスンが準備中のGalaxy S26/S26+/S26 Ultraのチップ計画を解説。多地域でExynos 2600、Ultraは世界的にSnapdragonを搭載。調達価格交渉とコスト戦略の影響を整理し、Snapdragon 8 Elite Gen 5の採用状況にも触れます。購入判断の参考になる情報をまとめました。
サムスンはGalaxy S26シリーズの準備を着々と進めている。ラインナップはGalaxy S26、S26+、S26 Ultraの3機種。多くの地域では前二者にExynos 2600が搭載され、別の国々ではSnapdragon 8 Elite Gen 5が採用される見通しだ。一方、Galaxy S26 Ultraは世界的にSnapdragon搭載で登場しそうだ。
Chosen Bizによれば、サムスンのMX部門は、Exynos 2600の調達価格をSnapdragon 8 Elite Gen 5より20〜30ドル低く設定する方向で、社内のSamsung System LSIと交渉を進めているという。実現すればExynos採用モデルの製造コストは抑えられる可能性があるものの、その分がそのまま店頭価格に映るとは限らない。
さらに、部材コストの上昇がサムスンの積極的な値下げを難しくしている側面もある。ただ、Exynos 2600が割安だからといって品質の後退を意味するわけではない。Samsung System LSIは、自社プロセッサの市場回帰と収益性の改善を見据え、競争力のある価格を提示している可能性がある。
総じて、Galaxy S26にExynos 2600を採用する判断は、性能を大きく損なわずに部材コストを引き締める、現実的で戦略的な一手に映る。