Danny Weber
05:01 20-11-2025
© A. Krivonosov
ロンドンで電動自転車を使ったスマホ窃盗が急増。犯人は転売価値の高いiPhoneを優先し、サムスンなどAndroid機は敬遠。中古市場の価格が標的選びを左右する実態を解説。歩行者の手からひったくり、機種確認後に投げ捨てる例も。被害の傾向と狙われやすい理由を具体例で紹介。安全対策のヒントも提示。最新動向を追う。
ロンドンでは、大胆な携帯電話の窃盗が増えている。電動自転車に乗った犯人が歩行者の手から端末をひったくったり、仲間で取り囲んで貴重品を奪う手口が相次ぐ。新たな報告書は意外なパターンも示した。盗む側にも好みがあり、最優先の標的はiPhoneだという。
この流れを示す出来事はいくつもある。ロンドン南部の32歳の男性は、8人にバッグと携帯を奪われたものの、そのうちの1人が引き返して端末を手渡し、サムスンの機種は要らないと告げたと話している。
別のケースでは、電動自転車の男が通行人のスマートフォンをひったくり、少し走ってから機種を確かめ、あっさり落として立ち去った。端末はサムスンのGalaxyで、犯人は手間に見合わないと判断したようだ。
専門家によれば、アップルのスマートフォンは中古市場で値崩れしにくい一方、サムスンを含む多くのAndroid端末は売値がかなり低い。犯人にとって計算は単純だ。アップル製品は流通させやすく、転売業者から高く買い取られやすい。つまり、何が狙われるかを左右するのはブランドへの愛着ではなく、現金化のしやすさだ。