Danny Weber
15:04 20-11-2025
© E. Vartanyan
WhatsAppのiPhone版で複数アカウントに対応するベータがTestFlightで提供開始。最大2つのプロフィールを追加でき、履歴やバックアップ、通知、プライバシー設定を個別管理。長押しやダブルタップで簡単に切り替え、Face IDやTouch IDのアプリロックにも対応。通知にはアカウント名も表示。
WhatsAppはiPhone版アプリで、1つのアプリ内に複数アカウントを扱える機能のテストを始めた。TestFlight経由の最新iOSベータで順次提供されており、設定には新たに「アカウント一覧」セクションが登場。WhatsApp Businessを入れたり小細工に頼ったりせず、2つ目のプロフィールを追加できる。
対応範囲は現時点のベータで最大2アカウント。新規の電話番号に加え、既存のWhatsApp Businessアカウント、別の端末から持ち込んだプロフィール、QRコードで連携したアカウントも使える。各アカウントはチャット履歴、バックアップの方針、通知ルール、プライバシー設定をそれぞれ個別に維持する。
プロファイルの切り替えは意図的にシンプルだ。「アカウント一覧」を開く、設定タブを長押しする、設定をダブルタップして次のアカウントへ移る――いずれの操作でもすぐに切り替えられる。こうした細かな気配りは日常の使い勝手に効き、特に私用と仕事の会話を分ける場面で助かる。
通知には送信者名だけでなく、どのアカウントに届いたメッセージかも表示され、取り違えを減らしてくれる。アプリロックとも連動し、保護されたアカウントにアクセスするにはFace IDやTouch ID、端末のパスコードが必要だ。