Danny Weber
14:35 26-11-2025
© A. Krivonosov
GeekbenchにIntel Core Ultra 9 386Hが掲載。Panther Lake-Hの4P+8E+4LP構成やGPUコア数、E/LPの2.1GHz〜4.724GHz、Acer Predatorとの関連、Ultra 9 285H/285HX比の性能差を詳しく解説。段階的な改良の位置付けも確認。
ベンチマークサイトGeekbenchに、来年投入予定のPanther Lake-Hファミリーの中核となるIntel Core Ultra 9 386Hの結果が掲載された。コア構成は合計16基で、性能重視のPコアが4基、省電力志向のEコアが8基、さらに低消費電力のLPコアが4基。ベンチマーク上ではEとLPが12コアのひとまとまりとして扱われている。
ここで重要なのが名称の区別だ。Ultra 9とUltra X9は別ラインで、X9はXe3グラフィックスコアを12基備える一方、Ultra 9 386Hの内蔵GPUは4基にとどまる。外部GPU前提のゲーミングノート向けという狙いが見えるためだろう。今回の流出がAcerのPredatorシリーズと結び付けられているのもその文脈に沿うが、テスト機に積まれていた具体的なGPUは明らかになっていない。
リーク情報によれば、E/LPコアのベースクロックは2.1GHzで、最大ブーストは4.724GHzに達するという。従来の予想では4.9GHzが上限と見込まれていたため、今回の数値はエンジニアリングサンプルを反映しているか、最終的なクロックがまだ示されていない可能性を示唆する。いずれにせよ、仕様はなお詰めの段階にある印象だ。
パフォーマンス面では、Ultra 9 386HはArrow Lake-Hから着実に伸び、Ultra 9 285H比でシングルスレッドが約9%、マルチスレッドが約4%の上積みを示す。一方、24コアのデスクトップダイを用いたUltra 9 285HXは、とりわけマルチスレッドで依然として余裕の強さを見せる。現時点の数字は大きな飛躍ではなく段階的な改善を物語っており、このチップの立ち位置に合った結果といえそうだ。