Danny Weber
09:01 27-11-2025
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サムスンが24Gb密度のGDDR7を静かにサンプル出荷。28Gbps量産に続き32/36Gbps版を追加。1チップ3GBでBlackwell世代GPUやRTX PRO 6000級に最適。BIOSにはSK hynixやMicronのIDも含まれ、調達の柔軟性が向上。ワークステーションや最上位ゲーミングにも好適
サムスンが、より高速な新型GDDR7メモリを24Gb密度で静かにサンプル出荷し始めた。すでに28Gbit/秒品は量産に入っているが、今回は同じ266 FBGAパッケージのまま、32および36Gbit/秒のバリエーションが加わった。いずれも現時点ではエンジニアリングサンプルとして扱われている。
各GDDR7チップの容量は3GB。初期のBlackwell世代のグラフィックスカードで広く用いられている2GB品から、密度が一段引き上げられた格好だ。この“1チップ3GB”という仕様は、ワークステーション構成や最上位のゲーミングGPUに収まりがよい。たとえば512ビットのボードなら32個のデバイスで最大96GB、256ビット設計なら8個で24GBに到達する。これらの数字は、パッケージ数はそのままに密度とスピードだけを切り替えた形で、RTX PRO 6000クラスやモバイル版RTX 5090の構成と重なる。
もっとも、RTX PRO 6000が実際にサムスンの24Gbモジュールを採用しているという公式な裏付けはない。レビューでもメモリ供給元は明示されていない。一方で確かなのは、同カードのBIOSにサムスン、SK hynix、MicronのGDDR7向けIDが含まれていることだ。これにより、NVIDIAとパートナー各社は価格や調達状況に応じて供給元を切り替えられる体勢にある。選択肢を広げておくという、現実的な判断がにじむ。