2025年、アップルがスマートフォン市場で首位へ—iPhone 17と価格戦略が追い風

Danny Weber

18:58 27-11-2025

© A. Krivonosov

Counterpoint Researchによる最新レポート。2025年はアップルが成長率10%でサムスンを逆転、iPhone 17が世界シェア拡大を牽引。価格据え置きやハード刷新、乗り換え動向も解説。サムスンの中価格帯強化やカメラ戦略、電池持ち改善の課題、2029年までの首位維持予測も。詳しく解説。

世界のスマートフォン覇権で、サムスンの指先がわずかに緩み始めている。調査会社Counterpoint Researchの最新レポートによれば、年内にもアップルが韓国のライバルを追い抜く見通しだ。サムスンにとっては看過しにくいシグナルである。

2025年の成長率は、アップルが10%、サムスンは4.6%。市場全体は約3.3%の伸びにとどまる見込みだ。iPhone 17シリーズの勢いを背景に、アップルは世界シェア19.4%の獲得を射程に入れる。旧機種からの買い替えが数百万人規模で進み、安定した性能やブランドの吸引力、密に結び付いたエコシステムを理由に、アンドロイドからの乗り換えも起きている。とりわけ中国と米国でその波が濃い。アナリストは、アップルが2029年まで主導権を保てる可能性があるとみており、この勢いは一過性の跳ねではなく潮流に近いという含みを持つ。

近年のサムスンはソフトウェアの磨き込みに軸足を置いてきた一方で、アップルはより強力なチップ、新しいディスプレイ、改良されたカメラまで、ハードウェアの刷新に二重に力を注いできた。ベースモデルのiPhone 17は価格を799ドルに据え置きながら、バッテリーの大型化や充電の高速化、新しいフロントカメラなど実質的な進化を重ねている。その価格戦略が製品の魅力をいっそう際立たせているのは否めない。

世界の王座を奪い返すには、サムスンは足を速めるしかない。普及帯と中価格帯での性能底上げ、フラッグシップのカメラ戦略の再考、そしてラインアップ全体での電池持ち強化が求められる。少なくとも現時点での示唆は明快だ。2025年はアップル優位が続く局面となり、サムスンにとってはプレイブックの再調整を迫られる、鋭い現実を突きつける年になりそうだ。