Danny Weber
13:29 28-11-2025
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中国発リークでQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 6の全貌が浮上。TSMC 2nm、2+3+3 CPU、標準/ProでGPUやメモリ差別化。約4,000元からの価格戦略、MediaTek対抗や2026年の展望を詳説。LPDDR6はPro限定の可能性やProの高価格化も解説。
中国発の新たなリークで、Qualcommの次期フラッグシップ向けプロセッサの輪郭がはっきりしてきた。これまでの報道どおり、Snapdragon 8 Elite Gen 6は標準モデルとProの二本立てで、ベースモデルのGPUは上位のElite Gen 6 Proより控えめになるという。それでも、著名リーカーのDigital Chat Stationは、チップ全体の性能は懐疑的な向きも驚かせるはずだとの見方を示しているとされ、数字だけでは把握しきれない要素が残されていることを示唆する。
情報源によれば、Elite Gen 6とElite Gen 6 ProはいずれもTSMCの2nmプロセスで製造され、CPUクラスターは現行の2+6から新しい2+3+3構成へと移行する見込みだ。QualcommがベースのN2ノードを使うのか、より新しいN2Pを選ぶのかはまだ不明だが、他のリーカーは、安定性を重視してQualcomm、MediaTek、AppleはいずれもN2を選択したと主張している。
違いはグラフィックスだけにとどまらない。標準のElite Gen 6はLPDDR6対応を見送るとみられ、対するProは“ウルトラ・フラッグシップ”を狙う位置づけになる。製品の棲み分けはより明快になり、メインストリームのフラッグシップと妥協のない最上位との線引きが一段とはっきりしてきた印象だ。
戦略の要は価格にある。Snapdragon 8 Elite Gen 6搭載スマートフォンは4,000元(約565ドル)からとの噂で、中上位セグメントでMediaTekに圧力をかける狙いが読み取れる。一方、Pro版はさらに高価になり、1チップあたり約280ドルと見積もられるSnapdragon 8 Elite Gen 5を上回る可能性が高いという。これらのシグナルが現実になれば、いわゆる“狙い目”の価格帯全体で競争の締め付けが強まるだろう。
正式なお披露目までまだ約1年あり、内容が変わる余地は残る。それでも方向性は明快だ。Qualcommは大幅なアーキテクチャ刷新を準備し、2026年に向けて競争圧力を一段と強める構えである。