Danny Weber
02:45 04-12-2025
© B. Naumkin
AndroidのGoogle Phoneに追加されたCall Reasonは、重要な通話にラベルを付けて相手に要件の緊急性を伝達。不在着信でも優先度が分かり、折り返し判断が速い。双方がAndroidかつ連絡先登録などの条件も解説。段階的に配信中。緊急ラベルのみ対応。Google Playで最新版を確認。
GoogleはAndroidのエコシステムを着実に深め、スマホを使う毎日の体験を磨く機能を増やしている。新機能のひとつがCall Reason。重要な通話に専用の目印を付けられ、相手の画面には重要であることがすぐ伝わる。受けるか、後で折り返すかの判断が一段と速くなるはずだ。
もし出られなかった場合でも、その目印は不在着信の欄に表示される。わずかな手がかりでも、着信の優先度付けが勘頼みにならず、特に急ぎの用件では折り返しの可能性を高めてくれる。
注意点もある。Call Reasonを機能させるには、発信側と着信側の双方がAndroidを使い、かつGoogle Phoneアプリを利用している必要がある。どちらかがサードパーティ製のダイヤラーだと、この機能は働かない。また、互いの電話番号がそれぞれの連絡先に登録されていなければならない。
Call ReasonはGoogle Phoneのアップデートを通じて段階的に提供中だ。使ってみたい人はGoogle Playで最新版を確認するといい。ラベルの種類を今後増やすかどうかについてGoogleは触れておらず、現時点で選べるのは緊急にあたる通話のみ。それでも実用性は高い。わざわざ留守番電話を残したり、チャットで事情を説明したりしなくても、折り返しが必要な理由を簡潔に示せるからだ。