限定1000枚のAsus TUF Gaming Radeon RX 9070 XT Black Ops 7 Edition：デザインと仕様の全て

Asusが、限定生産のTUF Gaming Radeon RX 9070 XT Call of Duty: Black Ops 7 Editionの新画像を公開し、生産数を正式に明かした。製造はちょうど1000枚。物語性のあるハードを好む人に向け、デザインはBlack Opsの世界観を前面に押し出す。シュラウドとバックプレートには、象徴的なChimeraのマークや、ゲームのトーンを想起させるオレンジの差し色など、専用のディテールが施されている。1000枚という規模なら、コレクターの間で希少性は高くなるだろう。

コレクター向けの装いでも、中身はRDNA 4を採用した本格派のRX 9070 XTで、メモリは16GBのGDDR6。公式資料ではFSR 4への対応とDisplayPort 2.1出力がうたわれ、動作クロックは標準のTUF Gaming OCと同等とされている。要は、特別版でも肝心のパフォーマンスは削っていない。

冷却はAxial-techの3連ファン構成に、アルミプレートの大型通気孔、軽負荷時に回転を止める0 dBモードを組み合わせる。Dual BIOSスイッチでパフォーマンス重視と静音重視を切り替えられ、耐久面ではデュアルボールベアリング、補強メタルフレーム、Auto-Extreme組立てを採用。さらに、一般的なサーマルペーストに代えて相変化サーマルパッドを使い、負荷がかかると液状化してヒートシンクとの密着を高める仕様だ。長時間のゲームでも狙いがはっきりした実用的な選択に映る。

シリーズのファン向けの特典も用意されており、対象販売店で購入した各カードにはPC版『Call of Duty: Black Ops 7』のデジタルコピーが付属する。資料では、同作はすでに提供中とされ、独自技術としてFSR Redstone Ray Regenerationが挙げられている。このバンドルは、ハードとフランチャイズのつながりを自然に強めている。