Honor WINに内蔵冷却ファン？アクティブ冷却スマホのリークと登場時期

新たなリークでHonorの攻めの一手が見えてきた。事情通によれば、同社はHonor WIN（またはWIN GT）という新たなスマートフォンラインを開発中で、シリーズの看板は本体に組み込まれた冷却ファンになる見通しだ。

そもそもアクティブ冷却はゲーミング向け端末の文脈で語られてきた。ファンで熱を素早く逃がすことでCPUのスロットリングを抑え、長時間でも性能を安定させる。もっとも恩恵はゲームに限られない。動作温度が下がればバッテリーへの負担は軽くなり、結果的に端末の寿命を延ばす可能性もある。理にかなった発想だ。

注目したいのは、かつてHuaweiのMate 80シリーズでも同様の噂が流れたものの、非公式ながらその案は見送られたと伝えられていた点だ。いまは視線がHonorに移り、同社はより型破りなアプローチを新ラインで試す構えに見える。この転換の速さは、競争の激しい市場で差別化を急ぐ空気を感じさせる。

一方で、Honorからの正式な確認はまだない。仕様も、シリーズ名の最終案も明かされていない。それでも関係筋は、初代のHonor WINが2026年第1四半期末までに姿を見せる可能性を示唆している。もしこのスケジュール感が実現すれば、スマホの「冷やし方」をめぐる発想に小さくない波紋を広げそうだ。