Danny Weber
23:51 15-12-2025
© A. Krivonosov
中国のゲーマーが、銃撃の衝撃や風雨を実物で再現する極限の没入型ゲーミング環境を自作。『Arena Breakout: Infinite』のプレイ映像と仕組み、リスクや反応を詳報。小型火工品で被弾を再現し、天井からの豪雨と強力ブロワーが画面外の臨場感を加速。危険性や実用性の課題、ネットの反応もチェック。
中国のゲーマーが、ネット上でも稀に見る過激なゲーミング環境を作り上げた。仮想空間の出来事を、実体のある体感へと引き寄せる仕掛けだ。銃撃も風も雨も、ゲームの中から部屋の中へ飛び出し、画面と現実の境目があいまいになる。
短い動画では、シューター『Arena Breakout: Infinite』のプレイ中、ほぼすべてのゲーム内要素に現実の対応物が用意されている様子が映る。キャラクターが被弾すると、側面に取り付けられた装置が小型の火工品を発射して衝撃を再現。プレイヤーの反応は反射的で、身をすくめ、椅子からずり落ちる場面もある。映像を見ているだけでも身体がこわばる迫真ぶりだ。
天候の演出も驚かされる。ゲーム内の雨に合わせ、天井からは実際の水が滝のように降り注ぐ。飾りの霧程度ではなく、本降りに近い勢いだ。強力なブロワーも加わり、風圧で机が倒れかけるほどの迫力になる。
作者は、どんな部品を使ったのか、どこに設置されているのかを明らかにしていない。ただ、一般的な住居向きではないことだけは一目でわかる。危険も破壊力も大きすぎて、日常使いには到底向かない。実用的な自作機というより、没入感の限界を試すエンジニアリングのパフォーマンスに近い。
ネットの反応はどこか皮肉混じりだった。あまりのリアリティに、プレイヤーがセッションをやりきるのもやっとだと冗談を飛ばす声が目立つ。このセットアップは、完全な没入を目指す試みがどこまで突き詰められるのか、そしてゲームの創意がどれほど突拍子もなく豊かになり得るのかを強烈に思い出させる。