Danny Weber
22:39 16-12-2025
© Thunderobot
サンダーロボットのゲーミングミニPC「Mix G2」が世界展開。Core Ultra 9 275HX(最大120W)とRTX 5090、3.2L筐体でデスクトップ級。NPU 36TOPS搭載、CES 2026で国際デビュー。ASUS ROG NUC 2025に真っ向勝負。Blackwell世代の24GBGDDR7採用。
サンダーロボットが、同社で最も強力なゲーミングミニPC「Mix G2」のグローバル展開を準備している。これまで中国限定だったモデルだが、ブランドは国際投入を正式に示唆し、ASUS ROG NUC 2025に真っ向から挑む位置づけだ。最大性能をコンパクトに求めるゲーマーやクリエイターを狙い、3.2リットルの小型筐体に収めながらフルサイズのデスクトップに匹敵するパワーをうたう。スペック表を見る限り、その主張はかなり攻めている。
心臓部は、24コア・24スレッドで最大5.4GHzまでブーストするIntel Core Ultra 9 275HX。最大120Wの電力枠に対応し、AI処理を加速するNPUは最大36TOPSとされている。
グラフィックスは、TDP最大175Wのモバイル版Nvidia GeForce RTX 5090が担当。Blackwellアーキテクチャと24GBのGDDR7を組み合わせ、CUDAコアは10,496基、AI演算性能は1,824TOPSとされる。最上位だけでなく、RTX 5080を採用する構成など手の届きやすいバリエーションも想定され、ユーザーは求めるバランスで選びやすそうだ。
国際デビューは、1月6日に開幕するCES 2026を予定。同社はミニPCと並んでゲーミングノート「Zero Air」も披露する計画で、グローバルのゲーム向けハード市場に攻勢をかける姿勢がうかがえる。