Danny Weber
10:04 18-12-2025
© A. Krivonosov
中国フォーラム発の噂では、NVIDIAがDRAM不足を背景に2026年にRTX 50シリーズの生産を約40%削減。値上げは避け、出荷調整で供給安定を狙う一方、店頭在庫の不足や入手難が長期化する恐れも。Blackwell世代は2026年Q1出荷減の見通し。新規自作やアップグレードを考えるゲーマーは動向のチェックを。
中国のフォーラムで、NVIDIAが2026年にRTX 50シリーズGPUの生産を大幅に削減する計画だという話が出回っている。噂の域を出ないものの、DRAM不足がすでにサプライチェーンを締め付け、各社に代替策の模索を迫っている状況を考えると、唐突な話とも言い切れない。
当面、同社はグラフィックスカードの価格を引き上げるのではなく、生産量を絞ることで供給を安定させ、市場の急激な変動を避ける方針とされる。初期の示唆では、Blackwell世代のゲーミングGPUの出荷が2026年第1四半期に約40%減少し、店頭ではRTX 50カードが不足する可能性がある。値上げではなく数量調整に振る舵取りは、短期的な混乱を抑える一方で、入手難を長引かせかねない。
新しくPCを組む、あるいはアップグレードを考えているゲーマーにとっては歓迎しがたい見通しだ。メモリの逼迫はすでにコンシューマー向けPC分野で深刻な課題となっており、市場がいつ平常運転に戻るのかは依然として見通せない。