Danny Weber
01:11 19-12-2025
© B. Naumkin
Googleニュースに新登場の音声サマリーとListenタブを詳しく解説。再生速度調整やスキップなどのプレーヤー機能、AI要約との位置付け、米国先行の提供地域設定も紹介。出典明記と元記事リンクで行き来も簡単。通勤中にも耳で要点を把握。設定の言語と地域でUnited Statesを選べば利用可。世界展開は実験段階。
Googleは、読むより聴くほうが合う人のためにGoogleニュースアプリで音声サマリーの提供を始めた。新オプションとしてListenタブが加わり、機能のそろったオーディオプレーヤーと、タイムリーなニュースを自動音声でまとめたダイジェストが用意される。文字を追うのではなく、耳で要点を押さえられる作りだ。
これは単なるテキストの読み上げではない。独立したリスニング用のインターフェースとして提供され、各ダイジェストには出典が明記される。元記事への直接リンクも付き、タップひとつで開ける。短い音声ブリーフィングにとどまることも、すぐに原文に飛ぶこともでき、行き来がスムーズだ。
プレーヤーにはおなじみの操作がそろう。再生・一時停止、30秒スキップ、15秒戻し、再生速度は0.75倍から2倍まで調整可能。通勤やちょっとした休憩の合間にも、流れを失わずニュースを取り込めるのがいい。
ただし地域に関する注意がある。現時点での正式対応は、地域設定を米国にしているユーザーに限られる。ほかの地域でも、Googleニュースの設定メニューにある「Languages and regions of interest」でUnited Statesを選べば利用できる。
世界展開の時期について、Googleはまだ明言していない。今のところは実験的な位置付けで、AI要約やラウンドアップ、検索やGeminiとの連携など、同社のニュース関連の取り組みの一環として位置づけられている。