Danny Weber
00:47 22-12-2025
© RusPhotoBank
Android 16 QPR3 Beta 1(ビルドCP11.251114.006)導入後、Google Pixelで50MP設定時にオートフォーカスが機能せずカメラが物理的に震える不具合が多発。12MPは正常。回避策や修正見通しを解説。明るい環境でも発生し、タップ/手動フォーカスでも改善せず。次回ベータで修正見込み。
Android 16 QPR3 Beta 1 の導入後、Google Pixel でオートフォーカスが事実上働かなくなり、高解像度撮影がほぼ不可能になる深刻なカメラ不具合が相次いで報告されている。ベータ版では起こり得ると言えばそれまでだが、カメラの根幹に触れる問題だけに影響は小さくない。
Reddit と Google の不具合トラッカーへの投稿によれば、ビルド CP11.251114.006 に更新すると、ピント合わせの最中にカメラが物理的に震え始めるという。プレビューは大きく揺れ、撮影後の写真もひどくブレてしまう。
この現象はメインと超広角の両カメラで50メガピクセル設定のときに現れ、標準の12メガピクセルでは問題なく動作するとの指摘が多い。明るい環境でも発生し、フォーカス方法がタップでも手動でも結果は変わらないとしている。
一部の利用者は手に伝わるほどの振動を感じ、端末が目視できるレベルで小刻みに揺れると報告。寄せられた声の傾向を見る限り、ベータ版が高解像度の画像処理をシステム側で扱う際の挙動に不具合が結び付いているように見える。
現時点で決定打となる解決策はない。キャッシュの削除やカメラアプリのリセット、アップデートの再インストールはいずれも効果がなく、確実な回避策は50MPモードを使わないことに尽きる。Google は報告の急増を把握しており、次のベータ向けにパッチを用意している可能性が高いが、時期は示されていない。早期ソフトウェアには得失がある――とりわけ中核機能が揺らぐ場面では、その代償が際立つ。