Danny Weber
11:47 23-12-2025
© A. Krivonosov
サムスンが4:3比率の7.6インチ内側OLEDと5.4インチ外側画面を備えた新型フォルダブルを準備中。25Wワイヤレス充電、ブック型採用で使い勝手を強化。2026年前半発表観測、うわさのiPhone Foldと正面勝負。横開きのブック型、アプリや動画の表示領域拡大、コンパクト筐体で大画面を実現。続報に注目。
サムスンが、2026年投入を視野に、異例のワイド画面を備えた新型フォルダブルを準備しているという。リークによれば、内側の有機ELパネルは7.6インチでアスペクト比は4:3。タブレットに近い比率で表示の窮屈さが和らぐ設計だ。数値だけ見れば、うわさのiPhone Fold(7.58インチ)と正面から競うサイズ感になる。
外側ディスプレイは5.4インチとされ、25Wのワイヤレス充電に対応する見込みだ。構造は本のように横開きするブック型を踏襲。さらに、折りたたみ端末の好みのフォームファクターに関するサムスンの社内調査の後、プロトタイプ画像がオンラインに出回ったとも伝えられている。定番の形を守りつつ、扱いやすさに配慮した構成を狙っている印象だ。
業界関係者は、より横幅のあるディスプレイがフォルダブルの次の一手になると見ており、アプリや動画に割ける表示スペースが広がることを理由に挙げる。サムスンは2026年前半のお披露目を目標としているとの見方もある。こうした流れは、市場の成熟を示すサインにも重なる。
うわさが的中すれば、この端末は折りたたみ領域でアップルに対抗しうる存在として浮上し、コンパクトな筐体で大きな内側画面を求めるユーザーの選択肢を広げることになりそうだ。期待は自然と高まる。