Danny Weber
13:07 23-12-2025
© Huawei
Huawei nova 15シリーズが登場。Pro/Ultraは6.84型LTPO OLEDや5000万画素RYYB、Kirin 9010S、衛星通信、IP68/69を搭載。6,500mAh電池と100W急速充電、Ultraは50W無線充電。HarmonyOS 6.0の詳細も解説、標準モデルの進化もチェック
Huaweiは中国でスマートフォン「nova 15」シリーズを正式発表し、nova 15/nova 15 Pro/nova 15 Ultraの3機種を同時投入した。最大のトピックは背面の全面刷新。特徴的なデュアルリングのカメラモジュールが、ラインアップにより明確なビジュアルアイデンティティを与えている。
ProとUltraは6.84インチのLTPO OLEDに拡大し、1〜120Hzの可変リフレッシュレートと最大4,000ニットのピーク輝度に対応。画面はKunlunガラスで保護され、ピル型のカットアウトには5000万画素のフロントカメラとマルチスペクトルセンサーを並べる。表示と撮影の質を重視した設計が見て取れる。
背面では、nova 15 Ultraが5000万画素のRYYBセンサーを3基搭載。可変絞りのメインレンズに加え、光学3.7倍のペリスコープ望遠を組み合わせる。Proはよりコンパクトながら光学式手ぶれ補正を備え、サイズと性能の実用的な落としどころを狙った構成だ。
両モデルの心臓部は新しいKirin 9010Sで、前世代からの性能向上をもたらす。衛星通信に対応し、防塵防水はIP68とIP69、OSはHarmonyOS 6.0。電源には6,500mAhのシリコンカーボン電池を採用し、100Wの急速充電に対応。さらにUltraは50Wのワイヤレス充電も備える。スタイル重視のシリーズとしては、装備が驚くほど手厚い。
標準モデルのnova 15は、120Hz駆動の6.7インチOLEDを採用し、5000万画素のセルフィーカメラはシングルのパンチホールに収まる。メインのカメラブロックもRYYBセンサーを採用し、望遠ユニットとマルチスペクトルセンサーを含む。チップはKirin 8020で、前世代からの明確な向上をもたらす。衛星通信に対応し、OSはHarmonyOS 6.0。6,000mAhバッテリーは100W急速充電に対応し、防塵防水はIP65だ。