Xiaomi Mi 11にEOL後のHyperOSアップデート配信、Android 14ベースで安定性向上のみ

Danny Weber

10:57 24-12-2025

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サポート終了から1年以上のXiaomi Mi 11に、Android 14ベースのHyperOSアップデート(OS2.0.6.0.UKBCNXM)が中国で配信開始。新機能はなく、バグ修正と安定性向上に特化。設定のシステムアップデートから確認可能。EOL後の例外的配信で、長期サポート重視なら検討を。

サポート終了から1年以上が過ぎたXiaomi Mi 11に、思いがけずHyperOSのアップデートが配信された。ビルド番号はOS2.0.6.0.UKBCNXM、ベースはAndroid 14。中国ではすでに展開が始まっており、端末の設定にあるシステムアップデートから確認できる。一般に、EOL(サポート終了)後の配信はまれで、重大な問題の収束が急がれているシグナルと受け止めるべきだろう。

公開された変更点は、特定の状況で表面化したバグの修正と、システム全体の安定性向上に厳密にフォーカスしている。新機能や見た目の変更はなし——製品の公式ライフサイクルが終わった後に届くソフトとしては、むしろ筋の通った判断だ。

同時に、Mi 11が定期的なセキュリティパッチやHyperOSの新機能、たとえば最新のインターフェース改善やAIツール、エコシステム連携の拡充といったアップデートを受けているわけではない。日々の相棒として使い続けている人には、この更新のメッセージは明快だ。これは復活劇ではなく、必要最低限のメンテナンスに過ぎない。より長いソフトウェアサポートを見込める新モデルへ乗り換える判断のほうが、結果的に理にかなうはずだ。