Danny Weber
10:12 31-12-2025
© Igor Bogdanov
DJIの新型360度ドローン「Avata 360」のリークを詳報。抑えた価格、6Kやデュアルセンサーの噂、全方位障害物回避、RockSteady対応、発売時期の予想まで網羅。ベース約426ドル、RC2同梱約570ドル、拡張キット約800ドル。360度空撮の可能性とクリエイター活用シーンも解説。発売は2026年初頭か。
ネット上を駆け巡るリークが、360度撮影向けドローン市場を揺さぶりそうだ。中国のプラットフォーム「小紅書(Xiaohongshu)」で、DJIの新モデル「Avata 360」に関する情報が浮上し、プロだけでなく、より広い一般ユーザーまで射程に入れた機体だと示唆されている。驚きの種は価格で、想定よりもかなり抑えられている点だ。
リークによると、Avata 360のベースモデルは約2,988元(約426ドル)。RC2コントローラー同梱のバンドルは約570ドル、アクセサリーを追加した拡張キットは約800ドルとされる。地域差による上乗せを考慮しても、空撮の360動画に入門しやすい価格帯で、Insta360といった競合には強いプレッシャーになり得る。数字が正しければ、カテゴリ全体の期待値を組み替えてしまうほどの設定だ。
一方で、仕様はまだ霧の中だ。今回の情報では、1インチセンサーで6K・60fps対応とされているが、先行する噂ではデュアルの1/1.1インチセンサーと8K対応が取り沙汰されてきた。DJIが愛好家向けの標準モデルと、VRやシネマ用途を意識した上位版の2本立てを準備している可能性も指摘されるものの、現時点では確証はない。
解像度がどうであれ、Avata 360には全方位の障害物回避が加わる、という話が出ている。これはAvataシリーズとして初めての要素だ。360度ドローンでは、操縦者は「見えないカメラ」を意識した画作りに集中しがちで、進路管理の細かな介入を減らしたい場面が多い。そこにRockSteady 4.0やHorizonSteadyへの対応も期待され、攻めたFPVの動きでも映像を滑らかに、水平を維持しやすくする狙いがうかがえる。全方位回避は、このタイプのプラットフォームにとって長らく欠けていたピースに見える。
リークが的中するなら、DJIは360度の空撮を一気に大衆化へ押し出し、トラベル系クリエイターやアクション映像、不動産マーケティングまで活用の扉を広げるかもしれない。公式発表は2026年初頭と見込まれており、春の旅行シーズン直前になる可能性が高い。