Danny Weber
23:52 06-01-2026
© Samsung
サムスンはCES2026でQ‑Symphonyの適用範囲を拡張し、JBLやハーマンカードンの新型サウンドバー/スピーカーがサムスン製テレビと同期再生に対応。ブランド混在のホームシアターを柔軟に構築可能に。仕組みや対応機種の詳細は後日発表予定だが、横に広がる没入感ある音場を家庭で実現する狙い。体験の自由度も向上。
サムスンはQ‑Symphonyオーディオ技術の適用範囲を自社ハードの外へ広げる。CES 2026で、ハーマンカードンとJBLの新しいスピーカーやサウンドバーがQ‑Symphonyに対応し、サムスン製テレビと連携して一体的なサウンドシステムとして動作することを明らかにした。
サムスンのテレビ所有者にとっては、サムスンブランドのバーやスピーカーだけに縛られないという意味だ。Q‑Symphonyはテレビ内蔵のドライバーと外部のハーマンカードン/JBL機器の再生を同期させ、横に広がる没入感のある音場を描く。家庭では既にブランドをまたいで機器を組み合わせる人が多いだけに、現実的で使い勝手を重視した舵切りと言える。
仕組みの詳細について、サムスンはまだ説明していない。現時点の示唆では、2026年に登場するハーマンカードンとJBLのワイヤレススピーカーの多くがネイティブにQ‑Symphonyをサポートする見通しだ。この機能は専用のハードウェアモジュールやチップに依存している可能性が高く、両ブランドがサムスンのエコシステム内にあることを考えれば筋が通る話だ。
先を見据えると、この動きはさらに広がっていく可能性がある。最近のSound United買収により、同社はBowers & Wilkins、Denon、Marantz、Polk Audioといった名の知れたオーディオブランドも手中に収めた。Q‑Symphonyをサムスンのより広い音響エコシステムを束ねる基盤技術へと育てる道筋が開けた格好だ。
要するに、サムスンはホームオーディオで柔軟かつ開かれた姿勢を打ち出している。看板機能を損なわずに異なるブランドを組み合わせ、上質なシステムを自在に組み上げられるようにする狙いだ。文字にすれば小さな変更でも、実際の設置や運用はぐっとすっきりする——そんな手触りが見えてくる。