HPのキーボード一体型PC「Eliteboard G1a」登場—USB-Cで即デスクトップ化

Danny Weber

12:14 07-01-2026

© HP

HPのキーボード一体型PC「Eliteboard G1a」は、WindowsとAMD Ryzenを内蔵。USB-Cでモニターに挿すだけで即デスクトップ。ホットデスキングやモバイル勤務に最適。バッテリー版も予定、2026年3月マザーボード発売。USB-Cは2基で周辺機器や給電に対応。企業導入向け、価格は未定。

HPがワークスペース向けに少し風変わりなデバイスを披露した。Windows PCをまるごと内蔵したキーボード「Eliteboard G1a」だ。見た目はテンキー付きの標準的なQWERTYキーボード。しかしキーの下には、AMD Ryzenプロセッサ、ストレージ、メモリに加え、マイクとスピーカーまで備えた完全なコンピューティング環境が収まっている。

USB-Cで対応モニターに接続すれば、そのままデスクトップとして使える。ポートはUSB-Cを2基搭載し、もう一方はアクセサリー用、あるいはモニターにUSB-C給電がない場合の電源入力として利用できる。さらに、ケーブルに縛られずに使えるよう自前のバッテリーを備えたバージョンも用意中という。周辺機器とPCの境界をさらりとまたぐ発想が光る。

ビジネス向けに設計

このアプローチなら、キーボードさえ持ち運べば、対応モニターに挿すだけで自席を再現できる。ホットデスキングを採用するオフィスや、従来のノートPCに頼らず携帯できる計算能力を求めるプロにとって、Eliteboard G1aはコンパクトで実用的な選択肢になりそうだ。

HPはEliteboard G1aのマザーボードを2026年3月に発売する予定だ。価格は明らかにしていないものの、型破りなコンセプトは、常識にとらわれないWindows環境を探す企業顧客の関心を早くも集めている。価格の行方しだいで、導入のハードルがどこまで下がるかも見えてくるだろう。