AnTuTuが示す2025年Q4の中国Android SoC市場:Qualcomm独走、MediaTek堅調

Danny Weber

03:42 12-01-2026

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AnTuTuの2025年Q4中国Androidモバイルプロセッサ報告。Qualcommが71.2%で独走、MediaTekは27.4%で堅実2位。Samsungは0.6%、XiaomiのXRING O1も0.4%で登場。SnapdragonとDimensityの布陣を解説。市場シェアや主力シリーズを詳しく紹介

AnTuTuは、2025年第4四半期の中国におけるAndroid向けモバイルプロセッサ市場に関する最新レポートを公開した。数字は多くの人が肌で感じている状況を裏づける。Qualcommが7割超の存在感で依然として独走しつつ、統計には思わぬ新顔も浮かび上がった。

レポートによれば、稼働中のAndroidスマートフォンの71.2%がQualcomm製チップを搭載している。実態として、中国市場で流通する機種の約10台中7台がSnapdragonを積む計算だ。この強さを支えるのは、エントリーからフラッグシップまで抜け目ない布陣。ハイエンドはSnapdragon 8 EliteやSnapdragon 8 Genが引っ張り、メインストリームの中心にはSnapdragon 7とSnapdragon 6、手頃な価格帯にはSnapdragon 4が据えられている。

MediaTekは27.4%で堅実な2位につける。首位には及ばないものの、足取りは安定して見える。とりわけDimensity 7000、8000、9000の各シリーズがミドルや低価格帯で存在感を発揮。AnTuTuの自社ランキングもそれを裏づけており、2025年12月にはミッドレンジで最も高性能なスマホの上位10機種のうち9機種がMediaTek製チップを採用していた。

その他の陣営は影が薄い。Samsungは0.6%で3位に入り、Exynosを採用するGalaxyが支えとなっている。一方で目を引くのはXiaomiの名前だ。自社開発のXRING O1プロセッサによって0.4%を確保。現時点での採用先はXiaomi 15S ProとXiaomi Pad 7 Ultraに限られるが、この限定的な展開でもAnTuTuの統計に食い込んだ。苛烈な競争の場で新参チップがここまで数字を残すのは、やはり珍しい。