2025年の世界スマートフォン市場:出荷は2%増、アップルがサムスンを抜き首位

Danny Weber

20:45 12-01-2026

© A. Krivonosov

2025年の世界スマートフォン市場は長期停滞から反発し、出荷台数が前年比2%増。アップルが約20%で首位、サムスン19%で2位、シャオミ13%。需要回復と買い替えの再開、安定化の兆しと順位逆転の背景を詳述。地域別の需要回復や買い替え周期の戻り、トップ3の構図と今後の見通しまで解説します。出典Counterpoint。

2025年、世界のスマートフォン市場は長引く停滞から持ち直しの気配を見せた。Counterpoint Researchによれば、世界出荷台数は前年比で2%増。難しい時期が続いた後に、ようやく安定化の明確なサインが出てきたという。アナリストは、複数地域で需要が回復し、端末の買い替えが徐々に戻ってきたことが転機になったとみている。

こうした流れの中、勢力地図にも動きがあった。スマートフォンの出荷台数で、アップルが数年ぶりに世界首位を獲得し、サムスンをわずかに上回った。2025年のシェアはアップルが約20%、サムスンは約19%で2位。長く首位を保ってきたサムスンの実績を踏まえると、この入れ替わりの意味は小さくない。

アップルの伸びについては、主要国でのiPhone需要の底堅さが背景にあると分析されている。市場全体の成長が控えめでも、同社は出荷をしっかり伸ばし、慎重姿勢の競合を横目に一歩先へ進んだ。差はわずかでも、首位に押し上げるには十分だった。

もっとも、首位を譲ったとはいえサムスンは依然として業界の柱だ。幅広いラインアップと価格帯での強みを武器に、世界でスマホ5台に1台近くを送り出している。ただ2025年は、成長のテンポがアップルに一歩及ばず、結果として順位が逆転した。

シャオミは約13%のシェアで3位を堅持。トップ3の下は相変わらず群雄割拠で、数十のブランドが出荷台数のほぼ半分を分け合い、それぞれが地域やニッチで存在感を示した。控えめな成長でも、ランキングの並びは静かに変わり得る。2025年は、そのことを物語った。