Danny Weber
01:53 11-04-2026
© A. Krivonosov
2026年第1四半期のPC市場は3.2%成長し、ノートパソコンとデスクトップが牽引。部品コスト上昇や地域差、レノボやアップルのシェア動向を解説。
2026年第1四半期、グローバルPC市場はサプライチェーンの圧力と部品コストの上昇にもかかわらず、緩やかな成長を見せた。アナリティクス企業Omdiaによると、PC出荷台数は前年同期比3.2%増の6480万台に達した。
この成長を牽引したのはノートパソコンで、モバイルワークステーションを含む出荷台数は2.6%増の5080万台となった。デスクトップはさらに強い勢いを示し、5.4%増の1400万台を記録した。アナリストは、部品価格の上昇を見越した前倒し購入、Windows 10から新バージョンへの移行の継続、春の新製品発売ラッシュが主要な成長要因だと指摘している。
しかし、この上昇は2026年のピークとなる可能性があると専門家は警告する。第2四半期からはメモリとストレージの大幅な価格上昇が見込まれ、メーカーの利益率を圧迫するだろう。さらに、インテルとAMDが10〜25%の値上げを予測するプロセッサコストの上昇も追い打ちをかける。AIデータセンターからの高い需要がリソースを積極的に消費し、消費者向けセグメントを圧迫している状況が悪化させている。
地域別の動向は一様ではない。北米では、価格上昇前に卸売業者が在庫を積み増している一方、日本市場は前年の高いベースラインと、特に教育分野における供給問題により減速している。教育向け政府支援の縮小が2026年の需要をさらに冷やす可能性がある。
レノボは市場リーダーの地位を維持し、出荷台数を8.7%増の1650万台に伸ばし、市場シェア25%以上を獲得した。HPは2位を守ったものの、出荷台数は4.9%減の1210万台に落ち込んだ。デルは7.8%増の1030万台を達成。アップルはMacBook Airと新MacBook Neoへの需要に支えられ、出荷台数を5.4%増やし、市場の約11%を確保した。ASUSも二桁成長を記録し、460万台の出荷と7.1%のシェアを獲得した。