Danny Weber
05:10 24-04-2026
© D. Novikov
イーロン・マスク氏は、TeraFabがIntelの14A製造技術をAIチップ生産に利用する計画を明らかに。2020年代後半の稼働を目指す。
イーロン・マスク氏は、自身のプロジェクトTeraFabがIntelの14A製造技術をAIチップ生産に利用する意向であると明らかにした。同氏によると、TeraFabの自社工場が稼働する2020年代末までには、このプロセスが産業用途で十分に成熟している見込みだという。
マスク氏は、TeraFabが14Aを最適なソリューションと見なし、Intelとの協力に期待していると述べたが、潜在的なライセンス契約の詳細はまだ明らかにされていない。また、同氏はIntelのリーダーシップと新しいチームへの敬意を強調し、提携の可能性を示唆した。
アナリストや投資家との電話会議で、TeslaのCEOはTeraFabがIntel 14Aプロセスを使用する計画を語った。14Aは最先端だがまだ完全には洗練されておらず、TeraFabが次の段階に達する頃には十分に開発され、使用可能になるはずだと述べた。14Aは適切な選択と思われ、TeraFabはIntelと良好な関係を築いており、同社のCEO、CTO、新しいチームを尊重していると付け加えた。
将来のエコシステムにおける役割はすでに決まっている。Teslaがパイロット生産ラインの創設と運営を担当し、SpaceXが大規模な大量生産を担う。近い将来、Teslaはテキサス州に約30億ドルを投じて研究用ファブを建設する計画だ。この施設は月間数千枚のウェハーを処理可能で、実際の生産を模した環境で新しいアイデアや技術をテストするために使用される。
完全な量産への移行には、別の大規模施設の建設が必要であり、おそらくSpaceXが指揮を執る見込みだ。しかし、意思決定の調整や利益相反の確認が必要なため、両社間の調整は難航し、プロジェクトの進行が遅れる可能性もある。
既存技術のライセンス供与は、生産開始を加速する手段と見なされている。独自プロセスの開発には最大10年かかる可能性があるからだ。こうした慣行は業界では新しいものではない。例えばGlobalFoundriesは以前Samsungから技術をライセンス供与され、RapidusはIBMの開発品をライセンス供与されている。
とはいえ、1.4nmのような最先端プロセスをサードパーティのファブに適応させることがどれほど実現可能かという重要な疑問が残る。これは従来のノードソリューションに比べてはるかに複雑だからだ。