ソニーはシングルプレイヤーゲームのPCリリース継続、吉田修平氏が戦略転換の噂を否定

Danny Weber

06:56 24-04-2026

© E. Vartanyan

元ソニー・インタラクティブエンタテインメント社長吉田修平氏が、PSシングルプレイヤーゲームのPCリリース停止の噂を否定。PC移植の利益や業界の傾向について語る。

元ソニー・インタラクティブエンタテインメントの社長、吉田修平氏が、PlayStationがシングルプレイヤーゲームをPCでリリースしなくなるという噂に言及した。同氏は、そのような主張には根拠がなく、現世代において戦略の転換の兆しは見られないと述べている。

吉田氏は、ゲームをPCに移植することはソニーにとって明確な利益をもたらすと指摘する。特に、開発コストの一部を相殺する助けとなり、実際に新プラットフォームで発売した後に売上が伸びる傾向にあるという。また、これらのリリースがPlayStationエコシステム内での本体やゲームの販売に大きな影響を与えることはないと強調した。

経済面について、新しいプロジェクトの開発はますます高額になる一方、既存のゲームを移植する方がはるかに安価だと論じた。現代のプラットフォームは類似したアーキテクチャを共有しており、移植が容易になっている。ただし、任天堂の新型コンソールやValveのソリューションのような例外はある。

吉田氏はまた、AAAタイトルの予算増大問題に触れ、現在の傾向は持続不可能になる可能性があると述べた。業界はバランスを見つけて、大型プロジェクトへの投資を継続可能にする必要があるとした。

ゲームデザインに関しては、現代のゲームは長くなりすぎており、一部の顧客を遠ざける恐れがあると指摘。ゲームにあまりに多くの時間を要求すると、プレイヤーがスキップしてしまうと述べた。

さらに、マルチプラットフォームでのリリースが業界の標準になっていると強調。PCでの先行発売は開発者にとって有利で、早期アクセスによりゲームを磨き上げ、より洗練されたバージョンをコンソールに投入できる。

PC移植の有効な例として、『Death Stranding 2: On the Beach』がPCリリース後に顕著な売上増加を見せ、200万本を超えた。一方、新プラットフォーム発売直後には約42万5000本を売り上げたという。