Exynos 2700:サムスンが次世代2nm GAA SoCを発表、AI性能と電力効率が向上

Danny Weber

00:15 02-05-2026

© D. Novikov

サムスンが2026年第1四半期決算説明会で次世代フラッグシップSoC「Exynos 2700」を発表。2nm GAAプロセス採用、10コアARM CPU搭載でAI処理性能と電力効率を大幅に改善。Galaxy S27シリーズでの自社製SoC搭載比率拡大を図り、Snapdragon依存からの脱却を目指す。

サムスン電子は、2026年第1四半期の決算説明会で、次世代フラッグシップSoC「Exynos 2700」の概要を初めて公表した。同社によると、Exynos 2700はExynos 2600の後継として開発中で、2nm GAAプロセスを採用する自社チップのラインアップをさらに拡充するモデルとなる。

今回のチップはAI処理性能を前面に押し出した設計で、サムスンはこれによりシェア拡大を図るとともに、フラッグシップモバイルSoC市場で攻めの姿勢を強める構えだ。加えて、Exynos 2700はSnapdragon依存からの脱却を目指す同社の戦略面でも極めて重要な存在と位置づけられている。

Exynos 2700には、サムスンの第2世代2nm GAAプロセスと10コア構成のARMベースCPUが採用される見通しだ。内部テストやリーク情報からは、消費電力の高さが批判されたExynos 2600の反省を踏まえ、性能だけでなく電力効率の改善に注力している様子がうかがえる。実際、前世代では状況によって最大30Wに達することもあり、発熱やサーマルスロットリングの原因となっていた。こうした経緯から、Exynos 2700では消費電力プロフィールの最適化が開発上の最優先課題となっている。

サムスンはGalaxy S27シリーズで自社製SoCの搭載比率を高める意向だが、競争は激しさを増している。クアルコムも2nm世代のSnapdragon 8 Elite Gen 6を準備中で、ハイエンド市場における両社の覇権争いはさらに熾烈になる見通しだ。