キヤノン、動画撮影に特化したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 V」を発表

Danny Weber

キヤノンがブロガー・コンテンツクリエイター向けフルサイズカメラEOS R6 Vを発表。7K RAW 60fps記録やアクティブ冷却システム搭載、120分以上の連続撮影が可能。オートフォーカスは人物や車両を検出。RF20-50mm F4 L IS USM PZレンズキットも用意。

キヤノンが、ブロガーやコンテンツクリエイター向け初のフルサイズカメラ「EOS R6 V」を発表した。ベースはEOS R6 IIIで、動画撮影に特化した設計だ。32.5メガピクセルのセンサー、バリアングル液晶、ズームレバー、アクティブ冷却、プロ仕様の記録フォーマットを搭載。ただし、電子ビューファインダーは省略されており、明るい屋外での撮影では注意が必要だろう。

動画性能が最大の売りである。12ビットRAWで最大60fpsの7K記録が可能で、同時に2Kプロキシも生成。さらに、横位置と縦位置の両方に対応するため、7K 30pのオープンゲート収録もサポートする。スローモーションは4Kで120fps、2K DCIで180fpsまで対応。カラーグレーディング用にCanon Log 2とLog 3を10ビットで利用でき、Log 2では15ストップ以上のダイナミックレンジを謳う。HLGとPQ HDRも搭載している。

従来のキヤノン機が抱えていた熱問題に対し、アクティブ冷却システムを大幅に改良。室温であれば、7K RAW 60fpsの連続撮影を120分以上行ってもオーバーヒートしないという。ファンをHighに設定し、約30℃の環境では52分まで低下するが、それでも長時間の撮影には十分だ。

ボディ内手ブレ補正は、対応レンズとの組み合わせで最大8.5段の効果を発揮。これはR6 IIIと同等の性能だ。さらにデジタル手ブレ補正も搭載し、歩きながらの撮影をスムーズにする。モニタリング機能として、ウェーブフォーム、ゼブラ、疑似色表示、さらにC-Log 2/3使用時のビューアシストが利用できる。

オートフォーカスは人物、動物、車両を自動検出。事前に特定の人物を登録しておけば、グループの中から優先的にピントを合わせる。新たに搭載された「クローズアップデモ用AF」は、レンズの近くに物体をかざすと素早くピントを合わせる機能で、製品レビューや実演に最適だ。

メディアスロットはSD UHS-IIとCFexpress Bのデュアル構成。フルサイズHDMI、USB-C、ヘッドフォン端子、マイク端子を備え、バッテリーはLP-E6Pを採用。価格はボディのみで2,499ドル、新設計のRF20-50mm F4 L IS USM PZレンズとのキットは3,699ドルから予約受付中。マイク、三脚グリップ、ワイヤレスリモコンがセットになった「Creator Accessory Kit II」も250ドルで用意される。

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