Danny Weber
テスラオーナーが報告、FSD搭載車がパトカーを認識し自動減速・車線変更。ニューラルネットワーク学習による人間らしい判断が明らかに。
テスラオーナーの間で、フルセルフドライビング(FSD)にちょっとした変化が確認されている。ドライバーからの報告によると、路上でパトカーを認識した際、オートパイロットがまるで人間のように振る舞うという。
きっかけはSNSに投稿された動画。FSD搭載のテスラが中央分離帯に停車中のパトカーを検知し、自動で減速。その後、隣の車線へ移動し、周囲の流れに合わせて走行していく様子が捉えられている。
注目点は、制限速度にこだわらなかったことだ。車はより慎重な動きを選び、パトカー付近での無理な追い越しを避けた。外から見れば、慎重なドライバーとまったく変わらない動きだったという。
こうした挙動は、テスラのトレーニング手法に由来する可能性が高い。FSDはニューラルネットワークを採用し、膨大な実走行データから学習する。そのため、交通ルールだけでなく、ドライバーの一般的な習慣も習得できるのだ。
テスラはこれまで、緊急車両への対応や点滅灯を認識するよう訓練されていると説明してきた。しかし今回の観察結果は、アルゴリズムが路肩や中央分離帯に停車する車両に対しても、安全運転の基本に従っていることを示している。
この反応はパトカーに限らないだろう。緊急車両や道路サービス車両、その他の停止車両に対しても同様に、距離を保ちつつスムーズに車線変更する可能性がある。これは広く安全運転のテクニックとして知られている。
© A. Krivonosov