Danny Weber
ASUS、20周年記念ROG Ally X20発表。7.4型有機EL(120Hz)、Ryzen AI Z2 Extreme、24GB RAM、80Whバッテリー搭載。ARグラス同梱で最大171インチ仮想画面を240Hz表示可能。高級ハンドヘルドPC、コレクターズアイテム的な存在。
ASUSは、ポータブルゲーミングコンソール「ROG Ally X20」を発表した。これはWindows 11を搭載し、ROGブランド20周年を記念するモデルだ。先代のROG Ally XやXbox Ally Xのデザインを引き継ぎつつも、大幅な性能向上ではなく、高級ディスプレイや新デザイン、そしてユニークなバンドルに重点を置いている。
最大の変更点は7.4インチの有機ELディスプレイだ。フルHD解像度、120Hzのリフレッシュレートに対応し、SDR時で600ニト、HDR時で1400ニトの明るさを実現する。従来のROG Allyシリーズでは有機ELが採用されていなかったため、競合製品やゲーマーの期待に応える大きな進化と言える。
内部スペックはXbox Ally Xとほぼ共通で、AMD Ryzen AI Z2 Extreme(8コア16スレッド)、Radeonグラフィックス、24GBのLPDDR5Xメモリ、1TBのPCIe 4.0 SSDを搭載。バッテリー容量は80Whだ。その他、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、USB 4とUSB-Cポート、microSDスロット、3.5mmオーディオジャック、指紋認証、Microsoft Plutonセキュリティチップ、ジャイロセンサー、HD振動、ホール効果トリガー、TMRスティックを備える。
外観は半透明のブラックシャーシにゴールドのアクセントを施したデザイン。X20の名称は、2006年に始まったRepublic of Gamersの20周年を記念したものだ。本体重量は756グラムとやや重いが、大容量バッテリーと豊富な機能を考えれば納得の数字だろう。
最も注目すべきはバンドルに含まれるARグラス「ROG XREAL R1 Edition 20」だ。コンソールに接続することで、最大171インチ相当の仮想画面を240Hzのリフレッシュレートで表示できる。このアクセサリーにより、X20は単なるアップデート版ハンドヘルドではなく、外出先や自宅で外部モニターなしにゲームを楽しみたいユーザー向けの、高価でイメージ重視のセットに仕上がっている。
ASUSはROG Ally X20の価格をまだ発表していない。この価格設定が成功の鍵を握る。高額になりすぎると、有機EL画面や半透明ケース、ARグラスは、Steam DeckやXbox Ally Xといった競合に対するマス向けの選択肢というより、限定コレクターズアイテムに留まる可能性がある。
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