ロンドンで多発するスマホひったくり:iPhoneが標的、サムスンは敬遠される理由

ロンドンでは、大胆な携帯電話の窃盗が増えている。電動自転車に乗った犯人が歩行者の手から端末をひったくったり、仲間で取り囲んで貴重品を奪う手口が相次ぐ。新たな報告書は意外なパターンも示した。盗む側にも好みがあり、最優先の標的はiPhoneだという。

この流れを示す出来事はいくつもある。ロンドン南部の32歳の男性は、8人にバッグと携帯を奪われたものの、そのうちの1人が引き返して端末を手渡し、サムスンの機種は要らないと告げたと話している。

別のケースでは、電動自転車の男が通行人のスマートフォンをひったくり、少し走ってから機種を確かめ、あっさり落として立ち去った。端末はサムスンのGalaxyで、犯人は手間に見合わないと判断したようだ。

専門家によれば、アップルのスマートフォンは中古市場で値崩れしにくい一方、サムスンを含む多くのAndroid端末は売値がかなり低い。犯人にとって計算は単純だ。アップル製品は流通させやすく、転売業者から高く買い取られやすい。つまり、何が狙われるかを左右するのはブランドへの愛着ではなく、現金化のしやすさだ。