P‑Phone徹底解説:SIM不要のバックアップ用スマホが同一番号で通話と同期を実現
PhoneadoのP‑Phoneは、SIM不要でiPhone/Androidに対応するバックアップ用スマホ。同一番号での通話・メッセージ、連絡先と写真同期、地図や端末探索を搭載。299ドルで2026年1月発売。150gで最長16時間駆動、E2E暗号化も採用。Kickstarterで目標超を達成、順調。
PhoneadoのP‑Phoneは、SIM不要でiPhone/Androidに対応するバックアップ用スマホ。同一番号での通話・メッセージ、連絡先と写真同期、地図や端末探索を搭載。299ドルで2026年1月発売。150gで最長16時間駆動、E2E暗号化も採用。Kickstarterで目標超を達成、順調。
© A. Krivonosov
P‑Phoneは、理想的なバックアップ端末を目指す——メインのスマートフォンが紛失、電池切れ、故障、盗難に遭うまで、多くの人が意識しない存在だ。Phoneadoは解決策をシンプルに示す。メイン機が使えないときも連絡が取れる、小さくて軽いデバイスである。発想は直球だが説得力がある。
中核となるのは、Phoneado独自のP Phones MessengerアプリとWi‑Fi。iPhoneとAndroidの双方で動作し、SIMもモバイル通信契約もサブスクリプションもいらない。SNSは対象外だが、これは機能をきゅっと絞るための意図的な判断と受け取れる。その代わり、いざという時の基本だけを押さえる。同じ電話番号での発着信、メイン端末との連絡先と写真の同期、両OSのデバイス探索機能の利用だ。
セットアップは3ステップと、拍子抜けするほど簡単だ。まずメインのスマホにアプリを入れ、次にP‑Phone側で自分の番号でサインイン、あとは通話やメッセージ、各種サービスを普段どおり使うだけ。内蔵の地図でメイン端末なしでも道案内ができ、P‑Phoneのカメラで撮った写真は自動でメイン側のギャラリーに同期される。セキュリティはエンドツーエンド暗号化で担保される。
開発元は、必要性は明白だと指摘する。米国人の66%が“ノモフォビア”(スマホが手元にないことへの不安)を経験し、毎年最大7,000万台のスマートフォンが紛失または破損しているという。P‑Phoneは、車内やバッグに入れておけるセーフティネットとして位置づけられている。本体は150グラムで、最長16時間駆動。アプリは最小限にとどめ、地図、端末探索、配車サービス、CashAppを備える。注意を奪い合う“もう一枚の画面”ではなく、現実的な備えとしての性格が際立つ。
発売は2026年1月の予定。価格は299ドルで、事前予約ではそれを下回るオファーも用意されている。VIP Launchは199ドル、2台セットは390ドルだ。カラーは5色展開で、ミッドナイトブラック、ポーラーホワイト、クリムゾンレッド、ロイヤルブルーに、限定のレインボープリズムが加わる。
立ち上がりは上々だ。Kickstarterでは目標5,000ドルに対し27,875ドルを集め、残り27日を残している。この出足を見るに、Phoneadoは独自のニッチを築きそうだ。バックアップ用スマホは、第一印象よりずっと多くの人に役立つアイデアだと感じさせる。