ASUSとXREALがBFGDを再定義—ARグラスで“最大のゲーミングモニター”へ

ASUSは、多くの人が巨大なゲーミングモニターの示唆だと受け取った、謎めいたBig Format Gaming Displayのティーザーの幕を開けた。正体は、従来型の画面ではなく、XREALと共同開発したARグラスだ。

12月下旬、ASUS ROGはBFGDの復活を予告し、大きな机はもう要らないと匂わせていた。そのメッセージは文字どおりで、同社が用意しているのは“身に着けるモニター”に等しい。ASUS ROGとXREALのSNS上での短いやり取りも同じ方向を示し、XREALはユーザーが見た中で最大級のモニターを打ち出す考えを示唆した。家具サイズのハードを、はるかに携帯しやすい選択肢へ置き換える判断は筋が通っている。

厳密に言えば、BFGDという呼称は2018年にNVIDIAが導入したもので、65インチの4K、高リフレッシュレート、G-SYNC HDRに対応するディスプレイを指していた。ASUSはROGブランドでそのカテゴリーを積極的に推進してきた一社だ。2026年の今、そのアイデアは再解釈されつつある。部屋を支配する巨大スクリーンは、ARグラスの中に広がる仮想ディスプレイへと主役を譲る。伝統のブランド名と、いまの空気感に合ったフォーマットをうまく橋渡しする構図になっている。

端末がXREAL流の作りを踏襲するなら、PCや携帯ゲーム機と同様に、USB-CでDisplayPort映像を流す接続が期待できる。XREALはすでにマイクロOLEDパネルと専用の画像処理チップを用いており、ゲーム用途としても現実味のあるアプローチだ。

現時点でASUSもXREALも、仕様や製品名、時期、価格は明らかにしていない。正式なお披露目は数日内のCES 2026で見込まれており、物理的なスクリーンがなくても“最大のゲーミングモニター”とは何を意味するのかが見えてきそうだ。