AYANEO Pocket PLAY、ゲーミングスマートフォンの新たな可能性

AYANEOは、初のスマートフォン「Pocket PLAY」のゲームプレイテストを紹介する新たな動画を公開した。隠れたスライド式コントローラーを備えたこのデバイスを披露する内容で、同社公式Bilibiliチャンネルに掲載された。動画では、モバイルゲーム『Zero Zone』を起動する様子に焦点を当てており、スマートフォンが瞬時に携帯ゲーム機としての機能を兼ね備えたハイブリッド端末へと変貌する姿を映し出している。

Pocket PLAYの核となる特徴は、内蔵されたコントローラーにある。デモンストレーションでは、スライド機構が滑らかに作動する様子が確認でき、ソニーのXperia PLAYを彷彿とさせる。このフォーマットは、「ゲーミングスマートフォン」というコンセプトを現代的な形で復活させたものだ。ただし、現在ではより高性能なハードウェアと物理的な操作の利便性が強調されている。

AYANEOはまた、デバイスのデザインを全角度から明らかにした。背面パネルはミニマルなスタイルを採用し、デュアルカメラモジュールは筐体からほとんど突出していない。これは現在のスマートフォンでは珍しい特徴と言える。前面には、ノッチや穴のないディスプレイが搭載されており、画面内に埋め込まれたフロントカメラが主流となる中、次第に稀な選択となっている。

このスマートフォンは、2023年末に発表されたMediaTek Dimensity 9300プロセッサを搭載する。このチップはTSMCの4nm N4Pプロセスで製造され、最大3.25 GHzで動作する4つの高性能Cortex-X4コアと、2.0 GHzのCortex-A720コアを4つ内蔵。グラフィックスはImmortalis-G720 GPUが担当する。これにより、Pocket PLAYはエミュレーションや高負荷なモバイルタイトルを対象としたゲーミングスマートフォンの中で、最も強力なデバイスの一つとなっている。

Pocket PLAYの正式な発売日はまだ明らかになっていないが、これらのデモンストレーションは、AYANEOがノスタルジックなXperia PLAYのフォーマットと現代的なフラッグシップ級の性能を組み合わせ、デバイスの発売に向けて積極的に準備を進めていることを示唆している。