FAAがゲーマー向け航空管制官採用を強化、年収15万5000ドルの魅力

米連邦航空局(FAA)は、航空管制官の不足に対処するため、ゲーマーを対象とした異例の採用キャンペーンを開始した。同局は、ゲーマーが持つ集中力、反応速度、マルチタスク能力が、この職種に理想的であると見ている。

採用強化は4月17日から始まり、FAAはこれを「加速採用」期間と呼んでいる。プロモーション資料では、航空管制業務をゲームと直接比較し、ビデオゲームで使われる多くのスキルが実務に活かせると強調している。

経済的インセンティブが重要な焦点だ。FAAによれば、航空管制官はわずか3年で平均年収15万5000ドルを稼ぐことができる。これは不透明な雇用市場の中、特に若い専門家にとって魅力的な職業といえる。今回の積極的なキャンペーンは、長年続く人員不足に端を発する。公式データによると、米国の航空管制官数は2010年代から減少傾向にあり、パンデミック後は状況が悪化している。一方、航空旅客数は増加を続け、現職員の負担は増すばかりだ。

応募者はいくつかの条件を満たす必要がある。米国市民権、31歳未満、英語の流暢さが求められる。候補者は試験、健康診断、専門アカデミーでの訓練を受けることになる。