マルタが、国民にChatGPT Plusの1年間無料サブスクリプションを提供する世界初の国になる。OpenAIとマルタ政府が合意し、住民はAIの使い方を学ぶコースを修了後にサブスクリプションを受け取れる。この「AI for All」プログラムは5月にスタートし、マルタデジタルイノベーション庁が運営する。対象は島内の住民だけでなく、海外に住むマルタ国民にも広がる。
経済・企業・戦略プロジェクト担当大臣のシルヴィオ・シェンブリ氏は、国民をデジタル時代に取り残させないという決意を表明。同氏によれば、マルタは人々を世界の技術変革の中心に据え、AIを未知の存在から実用的なツールへと変えていく考えだ。
OpenAIとマルタ政府の契約条件は非公開。ただ、ChatGPT Plusの通常価格は月20ドルで、マルタの人口は約57万4000人。単純計算すれば、このプログラムは政府主導の大規模なAI普及事業として最大級のものになり得る。