サムスンは、Galaxyデバイス向けにOne UI 8.5の安定版の提供を開始した。中間アップデートながら、その内容は意外なほど充実している。細かな調整だけでなく、複数のインターフェース改良と新たなAI機能が盛り込まれている。
最大の変更点の一つは、刷新されたクイック設定パネルだ。アイコンの並べ替えや不要なトグルの削除、スライダーのサイズ変更、表示レイアウトの切り替えなどを自由に行える。One UI 8.0ではカスタマイズの自由度が低かったが、今回は格段に柔軟になった。
システムのビジュアルデザインもアップデートされている。サムスンの自社アプリの一部には、フローティングタブバーと呼ばれる新しいインターフェース要素が採用された。これは画面端から浮かんだように配置され、ぼかし効果を持つコンパクトなデザインだ。既に電話やギャラリーなどのアプリに実装されている。
Galaxy AIの拡充も続いている。電話アプリにはスマート着信スクリーニング機能が搭載され、システムが自動で応答して発信者の用件を確認し、必要な場合のみユーザーに転送する。写真編集ツールも強化され、編集履歴をさかのぼって以前のバージョンに戻したり、テキストプロンプトで画像要素を生成したりできるようになった。
もう一つの注目機能は、強化されたQuick Share対応だ。One UI 8.5ではAppleのファイル共有システムと連携し、異なるエコシステム間でのデータ転送が容易になった。
ロック画面も改良されている。時計やウィジェットの配置に合わせて壁紙の要素を自動調整できるようになり、設定時には天候エフェクトのライブプレビューも表示される。
対応するGalaxyデバイスへの配信が始まり、今後他のモデルにも順次拡大される予定だ。