オウラがスマートリングの新世代モデル「Oura Ring 5」を発表した。今回は、健康機能に加え、装着感の向上にも力を入れている。前世代比で40%小型化され、一般的なリングにかなり近いサイズとなった。幅は7.99mmから6.09mm、厚さは2.88mmから2.29mmへと縮小。従来モデルで指摘されていたサイズ感を改善している。
スリム化しても、バッテリー寿命は最大1週間を維持。そのために、筐体設計、電子回路、光学センサー、バッテリー、計測システムを一から見直した。新たな信号アーキテクチャも採用し、皮膚との密着性向上、LEDの高輝度化、12チャンネルの信号強化により、指の太さや肌の色にかかわらず測定精度を高めている。
目玉機能のひとつが「Health Radar」。背後で生体データを監視し、体調の変化を追跡。深刻な問題に発展する前に、注意すべき兆候をユーザーに知らせる。その中核をなす「Blood Pressure Signals」は、夜間の血圧パターンを解析し、心血管系への負担増加を示すサインを検出する。
オウラは夜間の計測を重視する。睡眠中はストレスや活動、カフェインなど日中の影響を受けにくいからだ。本来、血圧は夜間に低下するが、それが一貫して起こらない場合、心血管リスクの初期シグナルとなる可能性がある。ただし、このリングは医師や医療機器の代替ではなく、あくまで受診のきっかけを提供するものだとしている。
「Health Radar」には「Nighttime Breathing」も含まれる。睡眠中の呼吸パターンを30日間にわたって確認でき、異常を検出して睡眠の質や健康への影響を説明する。さらに、医療データを扱うHealth Recordsのサポート、GLP-1医薬品服用者向けのインサイト機能、Counsel Healthとの連携によるアプリ内サポートも追加された。
Oura Ring 5は現在予約受付中。ブラックとシルバーは399ドル、ゴールド、ステルス、ブラッシュドシルバー、ディープローズは499ドル。全機能を使うには月額5.99ドル(年間69.99ドル)のOura Membershipへの加入が必要だ。スマートウォッチが普及するなか、新たなリングは、小型ながらスマートウォッチに匹敵する健康管理ツールであることをオウラが示す一手といえる。