HyperOS 3グローバル版が配信開始:Android 16基盤の新機能と対応機種

Xiaomiは、Android 16をベースにした独自インターフェースの最新版、HyperOS 3のグローバル版を正式リリースした。最初の安定版アップデートはXiaomi Pad 7から配信が始まり、11月を通じて対応機種が順次広がっていく。慎重な立ち上がりは、同社がソフトウェアの磨き込みにいっそう重きを置いていることを物語る。

Pad 7のユーザーには、中国で先行配信されていたビルドOS3.0.2.0.WOZMIXMの配信が始まっている。アップデートは見てすぐ分かる実用的な変更を含む。AppleのDynamic Islandに相当するXiaomi独自のHyperland、iOS 16風にカスタマイズできるロック画面、マルチタスクやグラフィックスのチューニング強化、そして翻訳や文章生成に役立つ新しいAIツールなどだ。派手さを狙う実験よりも、親しみのあるデザインの流儀に使い勝手のよい要素を重ねた構成という印象だ。

アップデートの有無は、設定から「タブレット情報」に入り、「アップデートを確認」をタップすれば確認できる。段階的な配信のため、通知がすぐに表示されない場合もある。

今月末までに、安定版のHyperOS 3はXiaomi MIX Flip、POCO F7 Pro、POCO F7、POCO X7 Pro、POCO X7 Pro Iron Man Edition、POCO X7、Redmi Note 14 Pro+、Note 14 Pro 5G、Note 14 Pro、Note 14へ展開予定だ。Xiaomi 15シリーズ、15T、Pad 7 Pro、POCO F7 Ultraは今四半期の早い段階で既にHyperOS 3へ移行済みで、このペースなら最新ラインアップの分断も抑えられそうだ。

11月下旬には、Xiaomiの2025年フラッグシップの大半が、最も安定したHyperOSで動作する見通しだ。