Nubia V80 Designが正式発表:120Hz液晶とAI機能、価格は140ドル

Nubiaが新しいエントリークラスのスマートフォン「V80 Design」をグローバル市場で正式発表した。6.75インチのLCDは120Hzのリフレッシュレートに対応し、Unisoc T7280を採用。背面には5000万画素のメインを含むトリプルカメラ、バッテリーは5000mAhで22.5W充電に対応する。売りは明快で、なめらかな表示、頼れるスタミナ、そつのないカメラを多くの競合より抑えた価格で提供するというものだ。

OSはAndroid 16。メモリーは最大8GB、ストレージは最大256GBで、microSDには非対応。10Wのリバース充電、NFC、3.5mmヘッドホン端子、側面指紋センサーも備え、ボディはIP64等級となる。華美さより実用性を選んだ構成で、意図的に“使い勝手優先”へ舵を切った印象だ。

スマート機能としては、AIによるリアルタイム翻訳、詐欺検知、自動テキスト作成、画像編集、壁紙生成、スマート返信などを用意。これらは専用のAIボタンから呼び出せる設計で、メニューの奥にしまい込むのではなく、日常の操作に溶け込ませたい狙いが感じられる。

カラーバリエーションはブラック、ペールアンバー、ピーチ、ブルーの4色。8GB/256GB版の価格は140ドルからで、ZTEの公式サイトですでに販売が始まっている。この価格帯では、余計な飾りを省きつつ高速な表示と長い電池持ちを重視する人に向けた、価値本位の一台として位置づけられそうだ。