OnePlus 15実機レビュー:電池最強級、165Hzの快適さと課題
OnePlus 15の実機レビュー。7300mAhの超大容量バッテリーと165Hz AMOLED、Snapdragon 8 Elite Gen 5で高速動作。Plus KeyやOxygenOSの新機能、カメラの長所短所、価格・サポートも徹底解説。3200HzタッチやAIRVOOC無線充電、4年OS/6年セキュリティ。
OnePlus 15の実機レビュー。7300mAhの超大容量バッテリーと165Hz AMOLED、Snapdragon 8 Elite Gen 5で高速動作。Plus KeyやOxygenOSの新機能、カメラの長所短所、価格・サポートも徹底解説。3200HzタッチやAIRVOOC無線充電、4年OS/6年セキュリティ。
© OnePlus
OnePlus 15はどこから突然現れたのか、と首をかしげた人は少なくないはず。OnePlus 13が出たばかりで、順当にいけば次は14のはずだった。だが中国文化では「4」は不吉とされ、OnePlusは今回もスキップ。かつてOP3からOP5へ飛んだ時と同じ流れだ。前作のすぐ後に登場したOnePlus 15は、第一印象こそ“いつものフラッグシップ”。ただ、実像はもう少し興味深い。
新顔は、記録的なバッテリーと超高速ディスプレイを抱えたパワーマシン。写真重視なら最適解とは言い難いが、充電なしでおよそ1日半走り続ける俊足の相棒が欲しいなら、狙いは悪くない。
デザインはどこか既視感を集めて組み上げた印象で、iPhone 16 Proをうっすら想起させる。つまり、OP15は端正だがやや素っ気ない。とはいえ評価すべき点もある。Sand Storm仕上げはセラミックのような手触りで掌に心地よく、7,300mAhものバッテリーをこの薄さに収めた事実はやはり目を引く。
注目の変化もある。愛されてきたAlert Sliderが姿を消し、代わりにPlus Keyを搭載。音声アシスタントの呼び出しからMind Spaceの起動まで、さまざまな動作を割り当てられる。日常では重宝するが、あのカチッとした機械的な満足感は残らない。
ディスプレイは素直に気持ちいい。6.78インチのAMOLEDで、ピーク輝度は最大1,800ニット。対応タイトルではリフレッシュレートが165Hzまで跳ね上がる。解像度はOnePlus 13よりわずかに下がったが、実際の見え方で差を感じるのは難しい。画は精細で色も豊か、動きは滑らかだ。165Hz対応ゲームはまだ多くないものの、伸びしろは確かにある。
中身は最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5に16GBメモリの組み合わせ。現行スマホでも屈指の実力派と言っていい。アプリは瞬時に開き、UIは軽やかに流れ、原神のような重量級タイトルもつまずかない。
OnePlusは3,200Hzで入力を走査するタッチセンサーもアピールする。宣伝文句に聞こえるかもしれないが、実際の応答は確かに一瞬だと感じる。
この機種の肝はバッテリーだ。容量は7,300mAh。長持ちモデルが並ぶ中でも記録級で、テストでは連続動画再生で38時間超をマーク。他機種ではなかなか届かない領域だ。80Wアダプターなら空から満充電まで40分。ワイヤレス充電にも対応するが、使えるのは独自のAIRVOOCスタンドのみで、Qi2は非対応となる。
カメラは“悪くないが決定打に欠ける”。50MPのセンサーを3基備えるものの、前世代までのHasselbladとの協業はなく、驚きも控えめ。日中はしっかり写る一方、暗所は評価が割れそうだ。シャドーが深く落ち込みやすく、色が不自然に伸びる場面もある。ズームは3倍までで、今の基準では目立たない。10倍ではノイズやにじみが見えてくる。
とはいえ、連写は最大毎秒10コマに達し、色の再現は概ね安定。物理ボタンをシャッター操作に変える水中モードも用意され、ビーチでは役立つ。
ソフト面では、OxygenOSがいつも通り軽快で直感的、余計な装飾も少ない。新機能のMind Spaceはスクリーンショットやメモを集約し、内蔵AIが内容の解析や要約を手伝う拠点だ。興味がなければ放っておけるあたりも好ましい。一方、サポート期間は控えめで、Androidアップデート4年、セキュリティは6年。7年の提供を打ち出すGoogleやSamsungと比べると、一歩後ろに下がる。
価格は$900(12/256GB)から$1,000(16/512GB)まで。米国では手続き上の事情で販売が一時足踏みするが、他地域では展開が早そうだ。真価は価格競争の中で試される。Pixel 10 Pro XLはすでに$899までの割引が出ており、カメラとサポートの手厚さで優位に立つ。
モバイル写真を最優先するなら、PixelかiPhoneのほうが満足は高いはず。だが、生のパフォーマンスと優秀な画面、怪物級の電池、最新シリコンを狙うなら、OnePlus 15は的を射ている。万人向けではないが、刺さる人には“本命”になりうる一台だ。