Windows 24H2/25H2で発生中の不具合と暫定対処法、Microsoftの今後の対応

ユーザーからの指摘を受け、MicrosoftはWindowsの不具合を正式に認めた。問題は24H2と25H2に及び、スタートメニューやタスクバー、ファイルエクスプローラー、設定アプリなど、OSの中枢を直撃している。

発端は、夏に配信されたKB5062553の適用後。ただ、同社が不具合の存在を認めたのは11月で、影響を受けたユーザーには長く感じられる空白だった。いま取れる暫定策は、慣れたユーザー向けのものに限られる。Shell Infrastructure Host(SIHost.exe)を再起動し、Immersive Shellの一部機能を復帰させる方法だ。場当たり的には効くが、多くの人にとって扱いやすい手順とは言いがたい。

Microsoftは、これらの不具合は今後の更新で対処するとしている。さらに11月には、バックグラウンドでタスクをこなし、操作の負担を軽くするAIエージェントを備えた大型のWindows 11アップデートも控えており、動向を見守る価値はありそうだ。