Px8 S2 McLaren Edition徹底解説:Bowers & Wilkinsの新旗艦

Bowers & Wilkinsが、フラッグシップのワイヤレスヘッドフォンに新たなシグネチャーを添えた。McLaren AutomotiveとF1チームとの協業から生まれたPx8 S2 McLaren Editionだ。マクラーレンを象徴するパパイヤの色合いに、深みのあるアンスラサイトグレーを合わせ、ヘッドバンドとイヤーカップにはひと目で分かるスピードマーク。ロゴはダイヤモンドカットの楕円プレートに配し、イヤーパッドとヘッドバンドはしなやかなナッパレザー仕上げ。派手さではなく、仕立ての良さで魅せるたたずまいだ。

狙いはあくまで音。Px8 S2 McLaren Editionは、ボイスコイル、サスペンション、マグネットを全面刷新した40mmカーボンコーンドライバーを搭載し、ドライバーを耳へ向けて傾ける設計でディテールと定位の精度を詰めている。Qualcomm aptX Adaptive 24/96やaptX Losslessに対応し、B&W独自のDSPは最大96kHz/24ビット再生を実現。スペック表の手触りは、単なるスタイルコラボの域を超えている印象だ。

同社によれば、アクティブノイズキャンセリングは音質を損なわずに機能するという。操作はBowers & Wilkins Musicアプリに集約され、ANCやトランスペアレンシー、バッテリー残量、センサー感度、クイックアクションボタンまで細かく調整可能。プリセット保存に対応した5バンドEQも備え、必要な微調整を気負わずに追い込める。

バッテリーは最長30時間で、15分の急速充電で最大7時間のリスニングが可能。発売は11月19日から。Sound Unitedの社長ライル・スミス氏は、この特別版が両ブランドの深く継続的な協業を裏付けるものだと述べている。販売はBowers & Wilkinsのウェブサイトおよび一部販売店で、価格は£729、€829、$899。価格設定は、狙いが明らかにラグジュアリーの領域であることを物語る。