Windows 11にXbox Full Screen Experienceが登場:一般のゲーミングPCでもテスト開始
MicrosoftはWindows 11 InsiderでXbox Full Screen Experienceを一般のゲーミングPCに解禁。全画面のXboxシェルの有効化方法、現状の制限と既知の不具合、タスクビューやGame Bar設定、Win+F11で起動可能。課題も紹介。SteamOSとの違いも整理。
MicrosoftはWindows 11 InsiderでXbox Full Screen Experienceを一般のゲーミングPCに解禁。全画面のXboxシェルの有効化方法、現状の制限と既知の不具合、タスクビューやGame Bar設定、Win+F11で起動可能。課題も紹介。SteamOSとの違いも整理。
© Windows Central / Microsoft
Valve の Steam Machine 発表から数日後、Xbox Full Screen Experience(FSE)がついに一般の Windows 11 ゲーミングPCにも正式対応する。Microsoft は Dev と Beta の各チャネルで配信される最新の Windows 11 Insider ビルド 26220.7271 で、新しい全画面の Xbox シェルのテストを開始した。利用するには Xbox Insider の PC Gaming Preview に参加する必要がある。
これまでこの全画面モードは、Lenovo Legion Go をはじめ、Xbox Ally X や MSI Claw などの携帯型デバイスのみに存在していた。今回、通常のPCにも登場し、デスクトップ要素の多くを隠してコンソール風の環境に切り替えられる。タスク ビュー、Game Bar の設定、または Win+F11 のショートカットで有効化できるが、機能は段階的に展開されているため、すぐに全員に表示されるとは限らない。
表向きには、これはゲーミング基盤としての Windows に長く欠けていたピースだ。長年このOSは、デスクトップ環境であり、制作の場であり、同時にゲーム用OSでもあろうとしてきたが、コンソールのような“迷わないシンプルさ”は手の届かないままだった。Valve はゲーム中心の設計に舵を切り、Steam Deck や新しい Steam Machine を打ち出したのに対し、Windows はいまも多用途という出自と“誰にでも便利”を両立させようと踏ん張っている。
FSE があっても、Microsoft に課題は残る。Windows のセットアップには、ドライバー、Microsoft Store の更新、Xbox アプリの更新、ベンダー製ユーティリティがつきものだ。SteamOS の流れはもっと単純で、電源を入れて、更新して、遊ぶ、で終わる。FSE はあくまで Windows の上に Xbox のインターフェースを被せるだけで、土台のOSは従来どおりの振る舞いを続ける。
現時点で FSE はテスト段階にとどまっている。タッチ入力のない環境でゲームパッドを使う場合、シェルにオンスクリーンキーボードがなく、挙動の不安定なアプリもある。こうした問題は、現行の Insider 版に関して Microsoft も公式に認めている。
それでも、今回のような変化は、Windows を“実際に使って心地よい”ゲーム環境へと近づけるはずだ。新機能が体験を押し上げるのなら、次に直すべき点や進むべき方向を見極めるためにも、Microsoft にはプレイヤーからのフィードバックが欠かせない。